製品情報

「メース」MCBフォーム

軟弱地盤、地滑り地など盛土を構築する場合に利用されているパネル(MCBフォーム)です。

1.はじめに

従来から、わが国の盛土工事においては、鉄筋コンクリート擁壁、重方式コンクリート擁壁あるいは石積み擁壁等を設置した後、盛土材を埋め戻す工法が主体でありましたが、最近、
・軟弱地盤または地滑り地などの急峻な地形に盛土を構築するとか、
・都市内での用地幅が制限され、しかも既設構造物が接近した場所に、盛土を築造する場合など、特殊条件において盛土を行う際には、
以下のような軽量盛土工法を採用する例が多くなってきております。

EPS工法(発泡スチロール土木工法: Expanded Poly-Styrol Construction Method)
FCB工法(気泡セメント盛土工法: Foamed Cement Banking Method)

このような軽量盛土工法の型枠兼壁面仕上げ材、あるいは保護材などを目的として、利用されているのが「MCBフォーム」です。

2.特長

  • 軽量性:セメント製品ですが、中空構造により軽量化を計っております。
  • 耐久性:主原料が無機質のため、長期にわたり安定した耐久性があります。
  • 施工性:柱(H型鋼)に取付けるだけで、施工が簡単で人力での施工も可能です。
  • 安全性:パネルには鉄線が挿入されているので、不測の荷重による破損片の飛散防止に役立ちます。
    (エンボスパネルは除く)
  • 意匠性:表面がフラットなパネルから深いエンボス模様まで取り揃えており、意匠性が高い。
  • 経済性:壁体の組立が簡単で、工期の短縮が可能です。

3.MCBフォームの断面形状及び断面性能

軽量盛土工法で主に使用されるMCBフォームは以下の通りです。

フラットパネル
フラットパネルの断面形状と断面性能
製品番号 断面形状 働き幅
(mm)
重量
(Kg/m2)
断面性能 長さ
(mm)
寸法
精度
(mm)
I(cm4)
Z(cm3)
MCB1-5050S7 MCB1-5050S7 500 51.6 439.9 4000
以下
厚さ
±1.5

0
-2
長さ
0
-2
直線性
2以下
175.3
176.6
MCB1-5060S9 MCB1-5060S9 600 52.0 526.7
209.7
211.7
MCB1-6050S8 MCB1-6050S8 500 59.1 739.5
246.5
MCB1-6060A9 MCB1-6060A9 590

600
(目地10)
58.2 868.1
288.2
290.5
※断面図の黒点は、2.6φの亜鉛メッキ鉄線を表す。
※製品断面形状は、予告なく変更する場合があります。

4.工法説明

EPS工法

EPS工法とは、大型の発泡スチロールブロックを盛土材料として積み重ねていくもので、発泡スチロールブロックの超軽量性、耐圧縮性、自立性等の材料特性をフルに生かした工法です。

EPS工法の特長
軽量性 発泡スチロールブロックとの密着は土砂やコンクリートの約1/100 です。本工法を軟弱地盤上の盛土として使用すことにより、盛土荷重を大幅に低減でき、軟弱地盤の沈下、支持力不足などの問題に大きく寄与します。
耐圧縮性 盛土材として充分な強度を持っています。
耐久性 長期間、盛土材として使用しても圧縮強度等、物性は変化ありません。
自立性 発泡スチロールブロックは自立性があるため、これ積み重ねた構造の自立壁として利用できます。
耐水性 発泡スチロールブロックは独立気泡を持った発泡粒の集合体のため、長期間水浸状態においてもほとんど水が侵入しません。
施工性 大型の建設機械がなく、人力により短時間で施工が可能です。また、現地で地形に対応した切断加工が可能です。
経済性 軟弱地盤上の盛土工事では、路盤改良工事が不要となり、完成後に継続する沈下量も低減できるため、補修等の維持管理費が少なくて済みます。また、傾斜地における盛土工事、拡幅工事等では、最小限の用地で済み、なお、擁壁等の土留め工事が不要で、仮説工事の規模の縮小できます。
 
用途 EPS工法
FCB工法

FCB工法とは、これまで、トンネルの裏込材、空洞の充てん材等、注入材として使用してきた気泡セメントを土木工事の盛土材として使用するもので、軽量性、流動性、施工性の利点を生かした工法です。

FCB工法の特長
軽量性 細骨材、気泡等の量により、単位体積重量をコントロールできます。材料が軽量のため、地盤や構造物に作用する荷重を低減できます。
耐圧縮性 セメント量、気泡量を調することにより、任意の強度を持つ材料が得られます。
(硬化後の単位体積重量は0.5t/m3以上・圧縮強度は30.6N/mm2以上)
耐久性 主原料が無機質のため、長期間安定した耐久性が得られます。
自立性 硬化後は自立するため鉛直壁の施工が可能であり、用地や作業スペースに制限を受ける箇所での施工が容易です。
耐水性 発泡スチロールブロックは独立気泡を持った発泡粒の集合体のため、長期間水浸状態においてもほとんど水が侵入しません。
施工性 硬化後は自立するため、鉛直壁の施工が可能であり、締固めも必要としないため、施工機械等が比較的小規模ですみ、工期の短縮が計れます。
 
用途 FCB工法

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